「男女平等」をすすめる「男女共同参画社会」の実現をめざす活動


by kyodo-sankaku

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★ 以下は、2010年6月16日の「千葉日報」の記事「ジェンダーフリー教育撤廃」
   に関する記事を発端に、千葉県教育長と県教育委員会にあて、有志で出すこ
   とになった「要望書」です。
   賛同する方は、コメント欄にどうぞ。しめきりは、10日くらいまで。



千葉県教育長 鬼澤佳弘様
千葉県教育委員会 各位

千葉日報記事による誤解を防ぎ、男女平等教育の更なる推進を求める通知を出す
よう要望します。

 日ごろから千葉県の教育行政に力を尽くされ、大変感謝申し上げる次第です。
 さて、6月16日付千葉日報の一面に、県教委通達として「ジェンダーフリー教
育撤廃」という大見出しの記事が掲載され、県内に大きな波紋を呼んでいます。
副見出しには「男女混合名簿、推進せず」とあり、千葉県は男女混合名簿を今
後は廃止していくのだという誤った理解が広がりつつあります。
 私どもは、6月17日に県教育委員会、21日には総合企画部男女共同参画課
および県教育委員会と、二度の会合を持ち、この記事に関して話し合いをさせて
いただきました。その結果、次のことが明らかになりました。

*県教委の姿勢は、従来同様、男女平等教育を推進するものである。
*記事の元となった県教育委員会委員長名の2010年5月17日付通知は、「ジェ
ンダーフリー」という用語は使用しないこと、また、ジェンダーの定義について誤った
運用や解釈がされないよう広報啓発に努めることを通知したものであり、決して男
女の固定的な性別役割分担を認めたものではない。
*男女混合名簿の導入が、男女平等の意識を高めるきっかけになったことは確か
である。
 以上を踏まえ、千葉日報の記事による誤解を解くため、改めて以下の内容を、各
県立学校、および各市町村教育委員会教育長あて通知していただきたく要望いた
します。

1 ジェンダーフリー教育の撤廃とは、「ジェンダーフリー」という用語を撤廃すること
であり、男女の性差による差別を認めるものでは決してない。従来どおり、男女の固
定的な性別役割分担をなくし、ひとりひとりの個性と能力を尊重する男女平等教育を
推進していく。
2. 男女混合名簿は男女平等の意識づくりに役に立ってきた実績を踏まえ、各学校
の判断で採用していくこととしており、男女混合名簿を中止せよという通達ではない。

 今回の千葉日報の記事の影響は予想以上に大きく、男女平等教育、および男女混
合名簿に対する誤った見解が県内に広がる恐れがあります。すでに、ある市議会で
はこの記事を片手に、混合名簿を止めるよう求める質問がなされています。こうした誤
解が今後さらに拡大することを防ぐためにも、また、千葉県の教育が、政府で策定中
の「第3次男女共同参画基本計画」の内容から大きく逸脱し、社会の男女平等意識の
高まりから取り残されていくことを防ぐためにも、ぜひとも上記の通知を早急に出して
いただきたく、強く要望いたします。

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by kyodo-sankaku | 2010-07-07 22:55
  ★ 以下は、平成19年3月27日、学校における男女平等に関する教育
     の推進について(通知)が出されています。                     

                                               教 指 1533 号
                                             平成19年3月27日

  
各県立学校長

                         千葉県教育委員会教育長



       学校における男女平等に関する教育の推進について(通知)


   千葉県教育委員会は、これまで日本国憲法が定める男女平等、さらには男女共同
  参画社会基本法、千葉県男女共同参画計画の趣旨を踏まえ、学習指導要領に基づき、
  男女平等に関する教育を推進してまいりました。
   このたび、国や県は新たに男女共同参画計画を策定したところです。これに伴い、
  本県としても別添のとおり、学校における男女平等に関する教育について指針を示す
  こととします。
   なお、男女平等に関する教育の推進につきましては、今後、本通知のとおりとします。


  (別添)は以下の通り

       学校における男女平等に関する教育の推進について

              
                                           千葉県教育委員会


    男女が互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合い、それぞれの個性と能力
   を十分に発揮することのできる男女共同参画社会の実現は、極めて重要である。
    本県の男女共同参画(第2次)では、「学校における男女平等に関する教育・学習の
   促進」がうたわれており、学校教育においては児童・生徒の男女平等意識を育て、男女
   間の差別や不平等のない人権尊重に基づく学校運営の推進を図る必要がある。その
   ためには、次のような考えに立って男女平等に関する教育を推進していくことが大切で
   ある。

1  学習指導要領に基づき、発達段階に応じた男女平等に関する教育の推進に努める。

 (1)  教育課程への位置付けと指導計画の作成

男女平等に関する教育は、教科・道徳・特別活動・総合的な学習の時間などをはじ
め、教育活動全体を通して行うことが必要であり、そのためには教育課程への位置
付けとともに、指導計画の作成が大切である。

(2) 指導内容の見直しと学習活動の工夫

指導に当たっては小学校、中学校、高等学校、盲・聾・養護学校(平成19年4月から
特別支援学校)の各教科等の内容について、男女平等に関する教育推進の視点から
見直し、各教科のねらいを踏まえながら、発達段階にあわせた男女平等に関する教育
の内容を児童・生徒が理解し、実践が図れるよう学習内容や活動を工夫していくことが
大切である。

2 日々の学校生活における環境が男女平等となるよう配慮する。

教師と児童・生徒あるいは児童・生徒相互の温かい人間関係を基盤として、教育活動全
体を通して教育環境を整備し、男女が互いに尊重しあう関係づくりができるように配慮する。

3 教職員の研修体制の充実に努める。

 教職員は男女平等に関する教育について理解を深めるために、その指導方法や内容に
ついて研修をする必要があり、そのための体制作りが大切である。



なお、次の点について留意すること。

○ジェンダーフリーという用語については、平成17年3月28日付けの通知によるものとする。

○文部科学省の通知(平成18年7月11日付け教指576号)を踏まえ、男女同室宿泊、同室での
着替え、混合騎馬戦などは児童生徒に羞恥心やとまどいをかんじさせるおそれも大きく、心身の
発達段階を踏まえた適切な対応をするものとする。

○学校における名簿の取り扱いについては、基本的には各市町村教育委員会や校長が必要に応
じて適切に 判断するものとする。

                       

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by kyodo-sankaku | 2010-07-07 22:18
 ★ 以下は、平成22年5月17日、千葉県教育委員会教育長が各県立学校長
    に出した通知です。

教 指 第 349 号         
                                    平成22年5月17日
 
      各県立学校長 様

                                千葉県教育委員会教育長


     学校における男女平等に関する教育の推進について(通知)

  このことについて、千葉県教育委員会では、平成19年3月27日付け教指1533号
  「学校における男女平等に関する教育の推進について(通知)」により、学習指導要
  領に基づき発達段階に応じた男女平等に関する教育の推進に努めること、誤解や
  混乱を招くおそれがあるジェンダーフリーという用語は使用しないこと等を既に通知
  しているところです。
   また、このたび新たに策定した千葉県総合計画において、男女平等教育の推進
  について取組の基本方向が示されました。
   このことを踏まえ、社会的性別の定義について誤った運用や解釈がされないよう、
  平成13年9月28日付け教指1164号「学校におけるジェンダーフリー教育の推進
  およびジェンダーに関する環境の見直しについて(通知)」は廃止することとします。
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by kyodo-sankaku | 2010-07-07 21:48
  ★ 以下は、平成17年3月、 千葉県教育委員会教育長による、各県立学校長への

    「男女平等に関する教育について」の通知です。


                                        平成17年3月28日

    各県立学校長

                                    千葉県教育委員会教育長


                男女平等に関する教育について(通知)

      男女平等に関する教育については、「千葉県男女共同参画計画」等を踏まえ、
     学校指導要領に基づき、学校教育全体を通じて進めているところです。
      平成13年9月28日付け教指1164号の通知文で使用しました「ジェンダー
     フリー」という用語につきましては、さまざまな受けとり方があり、県議会等から
     も誤解や混乱を招くとの指摘を受けております。
      また、平成17年3月4日の参議院予算委員会において、「できるだけこのジェ
     ンダーフリーという言葉については、使わないことが望ましい」との大臣答弁もあ
     りました。
      ついては、本県における男女平等等に関する教育の推進にあたり、以下の点に
     ついて配慮するようお願いいます。



                          

                「ジェンダーフリー」の用語の取り扱い

       「ジェンダーフリー」という用語については、誤解や混乱が生じるおそれがあること
      を踏まえ、今後、「ジェンダーフリー」という用語は使用しないものとします。

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by kyodo-sankaku | 2010-07-06 21:53
ジェンダーフリー教育撤廃 (千葉日報の見出しより)

「男女混合名簿」推進せず 千葉県教委通達

2010年06月16日 千葉日報より

 千葉県教育委員会が、ジェンダーフリー教育の推進を求めた
2001年9月の通知文(01年通知)を、「廃止扱い」とするよう県
立学校や市町村教委に対し、今年5月に通達していたことが15日
明らかになった。01年通知は、堂本暁子前知事時代に、「ジェンダー
(社会的性別)意識の払しょくと、ジェンダーフリーな学校生活の環境
整備。男女別名簿見直しと、男女混合名簿の積極的な導入」などを
掲げ、県内の公立学校に送付されていた。今回の通知で、一部の教
育現場で残るジェンダーフリー教育や意識の完全撤廃を目指す。

 県男女共同参画課によると、「ジェンダーフリー」とは、「ジェンダー
(社会的性別)に基づく男女間の不平等や抑圧をなくす概念」とも解
釈されるが、「男性、女性の区別をなくすという意味で解釈すると誤
解を招く恐れもある」という。

 01年通知の通達後、こうした懸念から県教委は05年3月、「誤解
や混乱を招く」としてジェンダーフリーという用語を使わないよう求め
る文書を教育現場に通達。

 さらに07年3月の通知文では「男女同室宿泊や同室での着替え、
混合騎馬戦などは児童生徒に羞恥(しゅうち)心やとまどいを感じさ
せる恐れも大きい」などとして、「心身の発達段階を踏まえた適切な
対応」を求めた。また名簿の取り扱いについては「市町村教委や校
長が必要に応じて適切に判断する」として、混合、男女別どちらの
名簿も導入できるとしていた。

 しかし、県教委指導課によると、その後も一部の教育現場では、
01年通知の効力が続いているという認識が残っていたという。
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by kyodo-sankaku | 2010-07-04 21:21